ハンドメイド作家

副業ハンドメイド販売、どこで売る?販路を比較!

「さぁハンドメイド作家として副業で稼いでいこう!」と思ったものの、さぁどこで売ったらいいんでしょう?

副業でのハンドメイド販売を考えた場合、大きく分けて

ネット販売
直接販売

の2つの販路があります。

ネット販売にも複数あり、メルカリ・ラクマ・Yahoo!フリマなどのフリマサイト、minne(ミンネ)・creema(クリーマ)・iichi(イイチ)などのハンドメイド販売サイト、BASE(ベイス)・STORES(ストアーズ)・カラーミーショップInFrame(インフレーム)などで自分のネットショップ運営方法があります。

直接販売にも複数あり、フリマイベント・雑貨店やカフェなどでの委託販売・自分でお店を開いての販売方法があります。

ここではそれぞれの販路の特徴、メリット、デメリットなどを比較してみましょう。

手軽に始められるネット販売

副業でハンドメイド販売と言えば昔は「直接販売」でしたが、外せないのが「ネット販売」です。
ネット販売はスマホ1台あればハンドメイド作家としてデビュー出来ます。特に「フリマサイト」と「ハンドメイド販売サイト」は手軽にチャレンジすることが出来ます。「自分のネットショップ」は準備や運営は他と比べると大変な部分はありますが、ブランディング出来るのがメリットです。

ネット販売で共通なのが

・スマホ1台で始められる
・決済方法はネット運営側で用意してくれている
・集客はフリマサイトとハンドメイド販売サイトはネット運営側で(主に)やってくれる
・初期費用0円、売れたら手数料を支払う(一部有料もあり)
・出品/発送は自分で行う

です。

煩わしい事務処理はネット運営側がやってくれるので、ハンドメイド作家は制作に集中して出品と発送のみ行えば大丈夫です。

ネット販売にも大きく「フリマサイト」と「ハンドメイド販売サイト」と「自分のネットショップ」があるので、主な特徴をまとめてみます。

各種ネット販売の比較早見表

フリマサイトハンドメイド販売サイト自分のネットショップ
メルカリ
ラクマ
Yahoo!フリマ
minne
Creema
BASE
STORES
InFrame
初期費用0円初期費用0円初期費用0円
販売手数料 5~10%販売手数料 約11%販売手数料 約5%
決済
キャッシュレス全般
+フリマサイト独自決済
決済
キャッシュレス全般
決済
キャッシュレス全般
フリマ側で集客だが
他商品に埋もれやすい
販売サイト側で集客してくれる自分で集客

【ネット販売】フリマサイトで売る

3大サイトのメルカリ、ラクマ、Yahoo!フリマ

メルカリ
ラクマ
Yahoo!フリマ

ネットのフリマサイトで誰もが知っているのがメルカリ。楽天グループのラクマも有名ですね。Yahoo!フリマはヤフオクのフリマ版。
どのサイトもハンドメイド以外の商品も売買されています。

ハンドメイド品も数多く出品されており、ハンドメイドの特集を組まれることも。

一番のメリットは購入者数が多い事でしょうか。特にメルカリは他より抜きに出ています。

メルカリ
「メルカリ」は今や知らない人はいない、ネットフリマのサービス。
誰でも簡単に不要品の売買が出来るフリマですが、ハンドメイド作品も多数出品されています。
まだメルカリデビューしていない方はこの機会に是非登録してみてください。
招待コード:VAQPMX を入力すれば500円分貰えます。
ラクマ
「ラクマ」は楽天グループのフリマ。
売上金は楽天キャッシュで付与され、楽天グループだけでなく楽天キャッシュの使えるお店ならどこでも使えます。
銀行口座に引き出すことも出来ますが、そのまま使えるので手間が省けます。
招待コード:xonF1 を入力すれば300円分貰えます。

出品~発送までスマホ1台で可能

ハンドメイド販売サイト同様にスマホで販売することが出来ます。
スマホだけで完結するから写真を撮る → 出品する → 購入される → メッセージのやりとり → 発送 → レビュー の一連の流れを簡単に出来るのがメリットでしょう。

メルカリとラクマはパソコンで行うこともできます。

取り扱いジャンルはハンドメイド品以外もある

不要品を中心に、海外からの輸入品や食品などのあらゆる商品が出品されています。

ハンドメイドのカテゴリーの中には、手作りのアクセサリー、ファッションアイテム、雑貨、インテリア、イラスト、アート、陶芸など、様々なハンドメイド作品が出品されています。
初心者ハンドメイド作家からプロまで多くの方が出品されているので、差別化が難しいかもしれません。
また、フリマである特徴から、根切交渉されるかもしれないという事を念頭に入れておいた方が良いかもしれませんね。

私は値切り交渉された場合、定額のためという理由でお断りしています。

初期費用0、商品が売れたら手数料を支払う

商品が売れたら手数料を払う仕組み。
手数料率もハンドメイド販売サイトとさほど変わりはありません。

決済は多種多様、フリマサイト専用の支払い方法もある

各種クレジットカードはもちろん、フリマサイト専用の支払い方法があり、フリマサイトでの売上金も支払いとして利用することが出来ます。

例えばメルペイ。メルカリではメルカリでの売上金が使えます。
楽天のラクマでは楽天キャッシュが使えます。

個人的にはこの決済方法の豊富さがおススメの理由です。
購入者の方の中には既にフリマサイトで販売経験があり、売上金を持っている方がいるかもしれませんから。

クーポン発行が頻繁にある

フリマサイトはハンドメイド販売サイトに比べてクーポンが頻繁に発行されています。

集客はフリマサイトでやってくれるがハンドメイド販売サイトほどではない

自分で宣伝しなくてもアプリ内でカテゴリー分けやタグがついているので、フリマサイトが集客をしてくれます。

しかし、他のユーズド品などもあるので、膨大な商品に埋もれやすいです。

ハンドメイド商品に特化していないので、利用者側もハンドメイド品を求めているわけではない人も多く、目に留まりにくい点があります。

【ネット販売】ハンドメイド販売サイトで売る

主要2大サイトはminne、Creema

minne
Creema

ハンドメイド」のみを扱っているハンドメイド販売サイトでは、ハンドメイドアクセサリー、洋裁、編み物、陶芸、などなど様々なものもあり、サイトによっては食品も販売が可能です。

ここでは食品以外のハンドメイド作品の販売について見ていきます。

minneとCreemaはハンドメイド好きならご存じの方も多いと思います。どちらも国内最大級の老舗のハンドメイド作品専門の販売サイト。
個人または少人数のクリエイターに焦点を当てたマーケットプレイスで、自分の手で作った作品を販売することができます。

minne(ミンネ)
minne(ミンネ)はハンドメイド作品のオンラインマーケットです。
手作り作品のネット販売が、月額利用料「0円」で行えます。
お金のやりとりはminneが代行するので、初めての方でも安心です♪
出店・出品は無料。まずは登録してみてください♪
Creema
全国19万人超の作家・デザイナーから、ハンドメイドの作品を直接購入できる ハンドメイドマーケットプレイスのCreemaです。 アクセサリー・バッグ・財布・インテリア雑貨・スマホケース・フードなどをはじめ、 1,000万点以上の一点物アイテムが出品されています!

出品~発送までスマホ1台で可能

スマホだけで出品、メッセージのやり取り、発送まで簡単に出来てしまいます。

ハンドメイド販売に二の足を踏んでいる方の中には、どのように販売したら良いのか、販売や顧客とのやりとり、梱包、発送などの流れが難しいなどと感じている方はいらっしゃると思います。

でもこれらはminneやCreemaのアプリでスマホだけで簡単に出来てしまいます。

私はパソコンメインで出品、やりとりを行っています。
外出先ではスマホでメッセージのやり取りを行い、お客様からのメッセージに早く対応出来るようにしています。

取り扱いジャンルはハンドメイド品のみ

手作りのアクセサリー、ファッションアイテム、雑貨、インテリア、イラスト、アート、陶芸など、様々なハンドメイド作品が出品されるプラットフォームです。

ハンドメイド品のみだからハンドメイド好きな方が集まります。

初期費用0、商品が売れたら手数料を払う

作家の登録料は無料、作品の出品料も無料です。手数料は作品が売れた場合にのみ発生するため、気軽な気持ちで販売を始めることが出来るのは大きなメリットですね。

今回ご紹介しているminne、Creemaは登録料、出品料は無料ですが、他のハンドメイド販売サイトでは登録も出品も有料のところがあるので注意しましょう。

決済は多種多様、管理はハンドメイド販売サイト側が行う

作品が購入されたあとのお金のやりとりは全てサイト側が管理してくれます。
昔からあるフリマサイトでは決済~受け取り確認まで、出品者と購入者との間で直接行う必要がありました。

出品→購入→入金→発送→受け取り までの流れを自分だけで行わなければならず、出品者側は「入金されない」、購入者側からは「発送されない」などのトラブルの他、破損や不具合などについても出品者側で全て対応しなければならず、このハードルの高さからフリマサイトの利用を躊躇された経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。


しかも今は決済方法が多種多様となっています。

クレジットカード決済
コンビニ決済
銀行振り込み
キャリア(携帯)決済
AmazonPay
楽天Pay
GooglePay

などの複雑な決済方法は、全て販売サイトによって対応しています。
しかも入金確認はサイト側で行ってくれます。
コンビニ決済は購入者に購入後に入金していただく必要があるので、入金確認が完了するまでは販売サイト側で「入金待ち」のステータスになり送り先の住所も表示されないので、入金前に発送してしまうトラブルも防いでくれます。

このようにハンドメイド販売サイトでは決済を代行してくれるため、入金に関するわずらわしさから解放され、作家活動に集中出来ます。

ちなみに私のショップではクレジットカード決済が多いですが、最近〇〇Payも増えてきました。

集客はハンドメイド販売サイト側でやってくれる

これが一番のメリットだと思います。

ハンドメイド販売サイトではハンドメイド専門のショッピングモール。

おのずとハンドメイド作品が欲しいお客様があつまってくるので、集客しなくてもお客様の目に留まりやすいです。

ハンドメイド販売サイトではハンドメイドのジャンルなどのカテゴリーも細分化されているので、お客様目線からでも欲しいハンドメイド作品を見つけやすいメリットがあります。

ただし、販売するジャンルが人気のジャンルの場合、作品が他の人気作品に埋もれてしまう可能があるため、やはり自分で行う集客は大切でしょう。

私はインスタやXなどでの作品紹介(=集客)はしたことがありませんが、かなり売れました。

売れた作品のほとんどがminneかCreemaです。

豊富なオプション/送料設定が設定可能

一つの商品に対し、色やサイズ、付属品の種類などご注文ごとに選択可能なオプションを選択で出来ます。

送料も一律ではなく商品ごとに設定したり、おまとめ機能を利用することも出来ます。

Creemaはクーポンを発行することも出来ます。

minneではアクセス解析機能も利用可能です。

【ネット販売】自分のネットショップで売る

主要2大サイトはBASE、STORES

自分のネットショップ、とはフリマサイトやハンドメイド販売サイトのように大本の会社の中のお店や商品として売り出すのではなく、ネット上に独立したお店を構える事です。

フリマサイトやハンドメイド販売サイトのように競合はいませんので、独自のブランディングをすることができます。

決済については運営会社側で用意してあるものを使えるメリットがあります。

BASE(ベイス)
STORES(ストアーズ)

BASE(ベイス)
TVCMでも有名なBASEは、誰でも簡単にネットショップが開設出来るサービスです。
自分だけのお店だからブランディングもでき、オリジナリティのあるショップ作りが出来ます。
難しいサイト作成の知識は不要、サイト作成はBASEのQ&Aに沿って入力するだけで合っという間に出来てしまいます。
決済も全てBASEが代行してくれるので安心♪
登録・出店は無料です。
STORES(ストアーズ)
「STORES」は誰でも簡単にネットショップ(EC)作成できるサービスで毎月10,000店舗がオープン。
専門的な知識は不要で、豊富なテンプレートをカスタムし自分だけのショップが作れます。
管理画面もとてもシンプルで使いやすいのが特徴です。

初期費用0はもちろん、手数料が安い

ネットフリマもハンドメイド販売サイトも、販売時にかかる手数料は10前後のところが多いです。

それに比べて自分のネットショップの開設できる「BASE」や「STORES」では販売手数料は6%程度。

決済は多種多様、管理は運営会社側が行う

決済はフリマサイトやハンドメイド販売サイト同様、管理は運営会社の「BASE」や「STORES」がやってくれます。

決済確認の面倒な部分は運営会社側に任せて、ハンドメイド作家は作家活動に集中出来ます。

豊富なオプション/送料設定が設定可能

一つの商品に対し、色やサイズ、付属品の種類などご注文ごとに選択可能なオプションを選択で出来ます。

送料も一律ではなく商品ごとに設定したり、おまとめ機能を利用することも出来ます。

構築にやや難易度が上がる

基本は「BASE」や「STORES」が用意してくれているテンプレートを使用するだけでオンラインショッピングサイトが作れますが、フリマサイトやハンドメイド販売サイトと比較するとサイトの見せ方や設定個所が少し多めなので難易度があがります。

とはいっても自分一人でネットショップを立ち上げる・・・というよりは各段に楽なので、利用しない手は無いですね。

直接販売

お客様の顔が見えないネット販売に対し、直接販売はお客様の顔が見えます。
自分がお客さまと直接お話することもできます。

  • お客様が作品を手に取った理由
  • お客様が作品を購入すたきっかけ
  • あなたの作品に対する思い
    他にもたくさんありますが、顔が見える分、お互いの信頼感も生まれ、よりよいお取引が出来るようになります。

では直接販売にはどのようなものがあるのでしょう??

フリマやイベントで直接販売

コロナで開催場所は減りましたが、大きな公園などで土日に開かれる事の多いフリーマーケット。
ここに出店して販売したり、ハンドメイド市などのイベントに参加して販売することも出来ます。

毎年Creemaが主催している「ハンドメイドインジャパンフェス (HandMade In Japan Fes) by Creema (クリーマ) (hmj-fes.jp)」では多くのハンドメイド作家さんが出店しているようです。

自分のお店で直接販売

自分のお店、と書きましたが文字通り、「自分のお店をリアルで出す」ことです。

リアル店舗なので敷居は高すぎるのでここでは割愛しますね。

店舗で委託販売

リアル店舗の雑貨屋さんやカフェなど、ハンドメイド品を置いてくださるお店がたくさんあります。

近所でこういったお店が無いか探してみて、もし見つかったら作品を置いてもらう交渉をします。

手数料を支払う必要がありますが、一般的には販売金額の50%以上と言われているようですので、ちょっと高めかと思いました。

結局はどこが一番いいの?

ハンドメイド販売するならネット販売一択
1. フリマ
2. ハンドメイド販売サイト(ハンドメイドマーケット)
3. 自分のネットショップ

ネット販売が始めやすそうですね。

最初は1つから始めましょう。慣れてきたら複数に広げていきましょう。複数個所に販路がある場合は管理をしっかりしてくださいね。

おすすめはネット販売です。
手軽にスマホ1つで始められます。パソコンもあると尚良いですね。

  • この記事を書いた人

AmiTikNu

趣味はハンドメイドとサイト作成。 2017年よりハンドメイド販売開始。 2024年より当サイトAmiTikNuをリニューアル。 現在は会社員をしながらハンドメイド販売とサイト運営の二足のワラジ。

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