ハンドメイド作家

ハンドメイドを仕事にするなら心得ておきたいこと

ハンドメイド販売を考える方は、ハンドメイドが好きな方だと思います。
ハンドメイドと言っても様々なものがありますが、人さまに買っていただくのだからアクセサリーを作るのが好き、子供服を作るのが好き、陶芸が好き、刺繍が好き、などなど「好き」から始まることが多いのではないでしょうか。

私も「子供用の小物を作るのが好き」「編み物が好き」から始まりました。

ハンドメイド販売を生業とするなら必要なのは「プロ意識」

当たり前ですが、「自分のハンドメイド作品の対価としてお金を受け取る」というのは品質やアフターフォローなどのプロとしての意識が必要です。
つまり、「販売」とは「責任が生じる」ということです。

趣味と仕事の境界線を知る

月に〇〇万円、というように数字を達成出来れば「仕事」と言えるかもしれませんが、ここでは具体的な売上額ではなく、マインド的な「趣味と仕事の境界線」を考えてみたいと思います。

趣味としてのハンドメイド販売とは?

ハンドメイドが好きだから、作り過ぎちゃったから、という理由からハンドメイド販売を始められる方がほとんどかなと思います。

そんな方が販売を始めると、以下のような思いになるかもしれません。

・作ったものを売るだけ
・売れたらラッキー
・売れなかったら残念で済む

これが悪いと言っている訳では無く、作品に対するお客様への責任感が無いということです。

仕事としての販売を始める前にフリマ等で始めるのは良いと思います。
自分の作品が購入してもらえるか、自分が続けていけるか、の指標になるので、まだハンドメイド販売を迷っている方はフリマサイトから販売を始める事をお勧めします。

仕事としてのハンドメイド販売とは?

当たり前ですが、「自分のハンドメイド作品の対価としてお金を受け取る」というのは品質やアフターフォローなどのプロとしての意識が必要です。
つまり、「販売」とは「責任が生じる」ということです。
繰り返し売り続けられる仕組みあるかどうかも重要です。一度または数回売っただけでは仕事と言えないでしょう。

一点物の作品を販売しても良いと思います。
ここで言う「仕事」とは、継続性があるかどうかです。

・責任が生じる
・繰り返す売り続けられる仕組みがあるかどうかの継続性

もちろん、一度または数回売っただけでも「仕事」としての「プロ意識」を持って取り組んでいる方も大勢います。

自分がお金を出して買っても良いと思える作品、ショップであるかどうか

ではどのようにショップ作りをしていったら良いのでしょうか?

可愛いと思ってもらった作品を見に来ていただいたお客様に、信頼してもらうためには、ということを考えましょう。
自分だったらどのようなお店や作品だったら買いたいと思うか考えましょう。

私が考えるのは...

・素人っぽい作品は論外
・素人っぽいお店も論外
・統一感のあるショップかどうか
・作家が丁寧な仕事を心がけているかどうか

これ結構大事です。

片手間で制作したような作品、写真の質が悪い作品、写真枚数が少なくて詳細が少ない作品、商品説明がわかりにくい作品...

どれも金額面ではなくショップや作品として「信頼できるか」が大事です。

ハンドメイド作品を検索すると非常に多くの作品が見つかります。作品に対して思い入れのある、責任を持って制作されている作品もあれば、素人の趣味の延長と思しき作品も多々見つかります。

よっぽどコアなファンのいそうなニッチなジャンルの作品であれば別ですが、これだけ多くの作品がある中、素人っぽさのある作品は売れにくいです。

私は同じような作品なら信頼できるお店から購入したいです。

信頼出来るハンドメイドショップとは?

例えば「ハンドメイド ピアス」と検索すると非常に多くの作品が検索結果に表示されます。
この中から気になる作品を見て購入を検討するかと思います。
作品の第一印象はズバリ「写真」ですが、どんなに写真が良くてもなんとなく信頼できない作品も多くあると思います。
商品説明が貧弱だと、どうしても信頼し難いです。では商品説明にフォーカスしてみたいと思います。
尚、写真については以下のサイトがとても参考になりますよ。

信頼を得やすい商品説明とは?

では商品説明欄には何を記載すれば良いのか。
自分が購入者側の立場で知っておきたい情報を考えてみましょう。

・素材
・発送方法
・梱包方法
・納期
・発送までの流れ

は最低限欲しいですね。

・作品に対する思い
・使用シーン
・ラッピング有無

を付け加えても良いと思います。
各ハンドメイド販売サイトやフリマサイトの商品詳細ページに記載可能な文字数を書ききるつもりで内容を考えてみましょう。

とは言っても最低限何を記載すべきか?簡潔に必要な情報を書くにはどうすれば良いか?ですが、他の競合の方の作品を見てみる事をお勧めします。
他の方の作品の詳細ページには必要なもが記載されているので、この点を自分の作品にも組み込んでみましょう。
逆に他の方の作品の詳細ページを見ていて「足りない情報」や「この情報もあったらいいな」と思うものもあるでしょう。それらを自分の作品の詳細ページに組み込んでみましょう。

作る→売る の再現性

一時的に売れるのは運もあるけど売れ続けるには再現性が無いと難しいです。

一時的ではなく安定的に売り続けることを考えてみましょう。

毎日コツコツ売れ続ける、同じ現象を引き起こすためには環境を整備する必要があります。
自分の作品の中で定番商品となりうるものを見つけると良いでしょう。

定番商品とは人気があって良く売れる、つまり同じ作品を制作し販売することが出来る、これで作る→売るのサイクルが生まれます。

まとめ

・自分がどうなりたいか → ハンドメイド販売のプロ作家になる
・仕事として作品制作出来るか → 商品としての作品を作り、お客様に伝える
・再現性のある作品制作出来るか → 安定的に売り続けることを考える

ハンドメイド販売を始めるのならプロ意識を持ちたいですね。

  • この記事を書いた人

AmiTikNu

趣味はハンドメイドとサイト作成。 2017年よりハンドメイド販売開始。 2024年より当サイトAmiTikNuをリニューアル。 現在は会社員をしながらハンドメイド販売とサイト運営の二足のワラジ。

-ハンドメイド作家